こんにちは。
タガヤサンの座卓入荷しました。
管理番号: 2799
全体サイズ: D 81cm x W 136.5cm x H 33.2cm
天板サイズ: D 81cm x W 136.5cm x H 4.5cm
スレ、キズ、汚れあります。
スレキズはそれなりにあります。個人的には木目であまりわからないように思います。
希少なタガヤサンの座卓です。今は無垢のタガヤサンもほとんど入荷しないので、これから希少なお品になっていくと思います。反りなども感じられません。
タガヤサンは東南アジアが原産のマメ科ジャケツイバラ亜科の広葉樹です。非常に重たく硬い木で、まるで「鉄の刀のようだ」ということから、別名《鉄刀木》とも呼ばれています。その重硬で緻密な材質から、紫檀・黒檀と並び、《唐木三大銘木》と呼ばれ、古くから銘木として珍重されてきました。
唐木とは、中国、タイ、東南アジア等から輸入される高級木材の総称で、熱帯産の希少価値が高い高級銘木の代名詞です。唐木の歴史は古く、奈良時代の遣唐使が持ち帰ったことが始まりとされています。
東南アジアが原産で、中国を経由して日本へ伝わりました。
遣唐使が持ち帰ったものの中に、日本にはない珍しい木(素材)を使った工芸品などがあり、「唐からきた木」という意味で、「唐木」と総称されるようになりました。
唐木は重厚かつ濃色で仕上げの表面が美しく、装飾性に優れているのが特徴で、当初は寺社仏閣の装飾材として使われていました。正倉院御物にも当時の唐木細工が多く残ることから、古くから高級材として利用されていたことがわかります。
「木のダイヤ」とも呼ばれるほど硬く、唐木細工には特殊な工作道具が必要になります。また、釘を打つのにも一苦労な硬さのため、釘を使用せずに、木と木の組み合わせだけで製作する「ホゾ組み」でつくられています。高度な技巧が必要とされており、貴族の調度品として用いられていました。
非常に重さがある唐木ですが、その中でもタガヤサンの比重は0.7〜0.85で、水に沈むほどの重量がある木です。
また、硬さも兼ね備えていて、主に欧米で使われている硬さの数値(ヤンカ硬さ)でいうと、タガヤサンは1490という数値になります。1200以上で土足による重歩行に耐えうるとされているので、その硬さは相当なものです。あまりの硬さに、製材する際に鋸の刃が欠けてしまうことも多く、何度も刃を目立てしなければならないほどです。
また、腐りにくいことから、家が長く続くということに掛けて、床柱に使用されることもあります。
写真のものがすべてです。気になる部分は記載していますが、細かな部分は説明書きで記載しきれないところがある場合もありますので、画像にてご確認ください。
